プログラミング入門で最初にやることといえば、皆さんご存知、Hello, worldですよね!
でも、Hello, worldをFPGAでするのはすごくたいへんです。そもそも、文字表示をどうやって実現するか、そこから考えなければいけません。(まあ後でやりますが。)
というわけで、今回は電子回路でよくやるHello, worldこと、Lチカをやってみたいと思います。
まあ、回路的にはほぼ意味なんてありません。Quartusの使い方に慣れる練習とでも考えてください。
とりあえずやってみよう
ひとまず、Quartusを起動してください。
初回起動時には、以下のような画面が出るかもしれません。
これは、ライセンスファイルがあるなら指定してね、という画面ですが、私たちは今回無料版で突き進んでゆくので、真ん中のRun the Quartus Prime software
を選んでOK
を押しましょう。
プロジェクトを作成する
さて、起動したら、真ん中のHome
のタブにあるNew Project Wizard
というボタンを押してください。
すると、以下のようなウィンドウが出てきます。
まあ黙ってNextを押しましょう。
次に出てきたのは、プロジェクトファイルの保存先を指定する画面です。
一番上には適当なディレクトリへのパスを入力しておいてください。存在しない場所を指定した場合は、作成しますか?とNextを押した際に出てきますので、Yesを押してあげてください。
真ん中には適当にled
とでも入れておきましょう。
次はなんでしょうか。
プロジェクトの種類を指定してくださいとのことです。今回はデフォルトのEmpty project
で大丈夫です。次に行きましょう。
既存ファイルをここで追加できます。でも、今は既存のファイルなんてありませんのでスキップです。次へ。
この画面は重要です!書き込み先のFPGAの型番をQuartusに教えてあげます。
これは、みなさんの使うボードに合わせて設定してほしいのですが、今回はEP4CE6E22C8N
というFPGAが載ったボードをつかっているので、その場合で説明しましょう。
このFPGAはCyclone IV Eファミリですから、左上のDevice familyはCyclone IV E
を選びます。
そして、右下のName filterに、チップの型番を入れてゆきます。
EP4CE6E22C8
まで入れると、下のAvailable devicesのリストに、それっぽいチップが出てきました!
もう一つLがついたチップもありますが、どうもコア電圧が低いやつみたいなので、上でよさそうです。
というわけで、これを選択してNextを押します。
ツールの設定です。これもデフォルトで問題ありません。次へ。
作成予定のプロジェクトの概要が表示されました。これで大丈夫そうです!Finishを押しましょう。
すると、ウィンドウが閉じて先ほどの画面に戻ります。
これでプロジェクトの作成は完了です!
ちょっと長くなってしまったので、続きは別記事で。